この記事では、ちいかわの世界の謎について考察していきます。
ちょっと怖くて闇が深いちいかわワールド、あなたはどんな風に捉えていますか?
ぜひ一緒に考察していきましょう。
ちいかわの世界観。ちょっと怖くて闇が深い
ちいかわの世界観は、理想と現実、表と裏がテーマとして描かれたものだと考えています。ちょっと怖くて闇が深いのは、なんとも生々しいリアルさが含まれているからではないでしょうか。
元々は作者ナガノさんの願望である「こんな風になって暮らしたい」を具現化した「なんか小さくてかわいいやつ」が描かれたキャラクターですから、一見かわいい雰囲気であるのは間違いありません。
基本的にはゆるくかわいく生きているキャラ達が描かれているのですが、しかし裏を見ると大変な生活背景です。
討伐対象の敵を倒しにいく過酷な労働環境。敵が攻めてくる洞窟で暮らすハチワレ。一人では這い上がれないような落とし穴が設置してある森。体を取ろうとしてくる魔女の存在。ちいかわ達を管理しているような鎧さんの存在。
「もちろん理想はあるし、そうやって暮らしている人もいるけれど、その人達にも大変な面はある」
そんな風に社会の裏側を伝えてくれるのが、ちいかわの世界観だと思っています。
例えば芸能人です。スポットライトを浴びて華やかに見えますが、生活面ではプライベートもなく、過酷な労働環境で、人によってはさほどいいものではないと感じることもあるかもしれません。
そんな表と裏のある世界観が、「ちいかわは闇が深い」と言われる理由であり、一方でちいかわが人を惹きつけてやまない理由でもあるのではないでしょうか。
ちいかわの世界の謎を考察!
ちいかわの暮らす世界は、さまざまな謎に包まれています。
考察しておきたい謎を6つ用意しましたので、ここはぜひ押さえておいてください。
- 考察1. ちいかわと鎧さんの関係性
- 考察2. 日本に近い文化体系
- 考察3. 廃墟になったゲームセンターの謎
- 考察4. 討伐対象である「敵」の存在
- 考察5. 魔女と入れ替わりの存在
- 考察6. 流れ星の能力
考察1. ちいかわと鎧さんの関係性
まずは「鎧さん」の存在です。鎧さんのグループが、ちいかわの世界の管理者のような役割を担っているのではないかと考えています。彼ら鎧さんの正体と目的は、ちいかわの世界を考察する上でかなり重要なテーマですね。
- ちいかわ達と仲良くしてはいけないと指示されている鎧さん
- 鎧さん達が、ちいかわ達の雇用主のような立ち位置である
- イベントを開いたりと、ちいかわ達へエンタメも提供している
ここからは個人的な考察です。
鎧さんたちはちいかわワールドの管理者であり、ちいかわたちのことを「保護・観察」するような立場なのではないでしょうか。
ある程度の秩序を作るために労働環境やお店を用意して、危険な生物でない限りは保護・観察する。擬態型などの危険な敵は排除する。差し迫った危険がなければ「討伐依頼」という形で敵を退治させる。
ちいかわワールドは、鎧さんたちによって管理されている「ディストピア」とも言える世界になっているのではないかと思います。
考察2. 日本に近い文化体系
ちいかわの世界観は、日本に近い文化を持っています。「すき焼き」があったり「たこ焼き」が売られていたり、お祭りや年越し蕎麦なんて文化もあります。
ちいかわの世界は、日本の延長線上にある世界なのかもしれません。
例えば現代社会が滅亡した未来の世界であり、鎧さんたちは生き残った人類で、ちいかわ達は突然変異などで発生した生物なのでは?という仮説はどうでしょうか。
かなり謎の深まる部分ですね。
考察3. 廃墟になったゲームセンターの謎
「ちいかわの世界未来説」については、廃墟になったゲームセンターも一つの考察材料になります。
物語ではゲームセンターそのものより「体が入れ替わるスロット」が主旨でしたが、なぜ森の中に廃墟になったゲームセンターがあったのかは謎です。
ここが現代の遠い未来の世界で、人類が一度滅びた世界観だったとしたら。このスロットが、未来の人類の超文明の遺産だったとしたら……と考えると、なんだかロマンがあります。
考察4. 討伐対象である「敵」の存在
そもそも「敵」とはなんなのでしょうか。
ちいかわ達は「討伐」という仕事を受注してお金を稼ぐことがありますが、ではその討伐対象の敵は、何が目的でちいかわ達を脅かしているのでしょうか。ここも、まだ明かされていないポイントです。
一つの検討材料として、キメラになってしまったちいかわの友人がいました。このキメラは、討伐対象になっています。
また「魔法の杖回」では、ハチワレとうさぎが怪物になりかけました。
もしも元に戻っていなければ、ハチワレとうさぎも討伐対象になったのでしょうか。心まで変わって我を忘れていくような描写がありましたので、討伐対象になる可能性はかなり高いと考えられます。
ちいかわ達住人が、なんらかのきっかけで変異したのが「敵」という存在である。
一つの仮説として、上記の可能性は考えておく必要がありそうです。
考察5. 魔女と入れ替わりの存在
ちいかわの物語において重要なキーを握る存在に「魔女」がいます。
ちいかわ達も一度体を取られるところでしたが、間一髪なんとか逃げられました。
この魔女が「モモンガ」と「でかつよ」の中身を入れ替えたと考えられており、なぜそんなことをするのか、対価はなんなのか、といったところは気になりますね。
魔女自体は初期の頃に一度登場したきりではありますが、今後のストーリーにおいて何かしら関わってきそうな存在です。
考察6. 流れ星の能力
また「流れ星」の能力も気になります。
三つ星レストランで怪物に囚われていた流れ星たちを助けたところ、お腹が空いたという願いに対して巨大オムライスを出してもらえました。よって、まず「願いを叶える能力」は何かしら持っていると考えられます。
またハチワレはパジャマ回で、流れ星に「カメラが買えますように!!」と願い事をしていましたが、その後ちょっと身入りが良くなって実際にカメラを購入できてしまいました。
ハチワレも自身も「流れ星が叶えてくれたのかな」と思いを馳せています。
また「黒い流れ星」も存在して、こちらは「お願い事をすると願い事は叶うけど、なんかやな気持ちになる」という残念なものです。
ちいかわ達はループ回で大変なことになりました。
この「流れ星」の存在も、ちいかわワールドを考察する上で押さえておきたい重要なファクターですね。
ちいかわ考察まとめ
ちいかわの世界は、なかなか考察しがいのある設定で溢れています。
個人的には「未来のディストピア世界説」を推していますが、果たしてどうなのでしょうか。
今後もどんどん謎が明らかになっていきつつ、また新たな謎も増えていきそうですので、ちいかわ考察を楽しんでいきましょう。